小説の裏設定とかこんなこと考えて書いてましたみたいなこと
一応先日の「オトナのほんと」で一通りの設定がぐるりと一周したので、暇つぶしにもならない感じの裏設定とかについてでもぼちぼち書いていこうかなと思います。

わりと今までネクの一人称メインで書いてたのもあり、わたしの個人的な萌えツボというのもあり、ものすごい勢いで想いのベクトルがヨシュアさん←←←←←←ネクみたいな感じだったので、まとめでぐらいは素直なヨシュアさんがいいなーと思い、大分赤裸々にヨシュアさん側の気持ちを書いたつもり……です。
「飄々としてるヨシュアさんがほんとは我慢してる、というのが好き」とは何人かの方にいただいてすごく嬉しかった感想なんですが、「遊びはおしまい」でそうやってヨシュアさんが自分で自分にかけていないといけなかったリミッターを全部外したつもりだったので、俄然ヨシュアさん→ネクの方向で行きたい……と思ってうまくいったかは……わかりませんが。
普段受動的なヨシュアさんが動いてくれる要因としてネクの記憶喪失というのはすごく個人的にはツボで、ネクの記憶を奪うというのは原作にもある要素だったので、メールフォームからネタ振りしていただいたときはホントにテンション上がりました。繰り返しになりますが、あのときの方本当にありがとうございます。
トゥルーエンドに辿り着くに当たってずっとRGという操(?)を守り続けてきたオトナの~系列のネクをUGに行かせてしまっていいのかな……というのが個人的にはネックで一年ぐらいぐるぐる悩んでたんですが、最終的にネクは「自分が一度置いていかれたから、ヨシュアさんを置いて行くのは絶対に嫌」だろうなという結論に達しました。
RGとUGで住む世界が違うということは時間の流れも違うということで、年老いないヨシュアさんをネクはいつか置いていかないといけないわけで、その辺りも毎度わたしの心臓を痛めつける要素だったわけなんですが、あのEDで置いていかれたネクはそれはもう心をズタズタのボロボロにされてポイ捨てされたボロ雑巾のようだったろうと思うので、ネクはきっと同じことをヨシュアさんにしたくはないだろうなー……と思ったので、最終的にはやっぱり当初の構想どおりに収まりました。
構想とか大それたこと言ってしまいましたが、菘の書く文章はホントは一本一本独立していて短編のつもりで書いていたものが、なぜだかなんとなくつながってしまった……というものばかりなので、先のこととか全然考えてなくて、なんとなくぼやーっと、頭にあった結論……みたいなものっていうだけなのですが。
まあそんな最もらしいことを言いながら、一番は何よりわたしがヨシュネクさんにはずっとずっと一緒にいて欲しいというただそれだけの気持ちだったという話でもあります。
わりと今まで二次創作で描いてきたものは何らかの切ない要素があったりとか、人外と人間だったりとか、受けの片思いだったりとか、あんまりハッピーエンドっぽくないものが多かったんですが、ヨシュネクさんだけは、その、ちょっとでも切ないと……ホントにダメで……
もうひたすらにラブラブで、ハッピーで、いちゃいちゃで、あわよくばエロエロしてて欲しいという気持ちしかないんです。切ないヨシュネクさんは辛すぎてダメなんです。
なので、絶対に二人がずっと一緒にいられて、ラブラブで、ハッピーエンドじゃないとダメだ!っていうのがもうまず根底にあったので、ホントにまあ落ち着くところに落ち着いたんじゃないかなーと個人的には思ってます。

そういえば最後のほうはさりげなくハネメグで書いていた「ねこ缶」シリーズとオトナの~系列をリンクさせて書いたんですが、これもずっとやりたいなーと思っていたので、なんとか織り交ぜられてよかったなーと思います。
視点をヨシュネクさんに絞って言えば、そもそもメグミちゃんの存在が再び認められたのはネクがヨシュアさんを変えたからで、ヨシュアさんが変わったことでメグミちゃんに巡り、最終的にそのがんばりがメグミちゃん経由でネクに還ってきたという、その辺りのぐるっと円を描く感じの関係性がずっと頭にありました。
なんかこれだと羽狛さんが仲間はずれみたいですが、そもそも羽狛さんがメグミちゃんを繋ぎとめてないと話が終わってしまうので一番頑張ったのはある意味羽狛さんだよ!
ただこの辺はひたすらに書きたい気持ちばかりが先行してしまって、羽狛さんとメグミちゃんにもらったバッジのこととかが若干おざなりになっているので、また後日談みたいな話が書けたら織り交ぜたいなーというところではあります。

あと、ひっそりとマイルールでネタ概要以外の設定はなるべく作品で出していく、という個人的な縛り(ただしとても緩い)をつけていたので、子どもの~系列で先行していた眷属の設定に関しても日記ではあまり深く触れていなかったんですが、前回の更新でほぼ予定していた設定は全部説明できたと思うので、元になったメモ用テキストなど置いておこうかと思います。
正確にいうと元々は子どもの~系列を読んでくださったC-7さんから「眷属設定についてkwsk」とメールでいただいて、そのためにまとめたものなので文章が若干なれなれしい感じなんですが、まあ普段書いてる日記もあまり変わらないなと思いなおしたので気にせずいきます。
もう大分前に書いたものなので一部設定が食い違ってたりするんですが、その辺りも笑って楽しんでいただけたらと思います。以前別の知人に見せたところ「子どもの~系列の理解が深まった」と言ってもらえたのが嬉しかったので、そんな読み方もしていただけたらいいなーとか。

暇つぶししてやるよ、という方は続きからどうぞー。

眷属について

けんぞく 1 0 【▼眷属/▼眷族】
(1)血のつながりのあるもの。一族。親族。
(2)従者。家来。

goo国語辞書より

・元ネタは吸血鬼ものでよく見かける「血を吸われた人間が吸血鬼になる」ってやつです。吸血鬼が相手を自分の一族に迎えるってことですね。

・人間と不老不死の吸血鬼が恋をして、吸血鬼についていくために人間の子が血を吸われる決意をする…みたいなベッタベタなものをイメージしていただけるとほぼそんなかんじかと。

・眷属の契約については、ゲーム中のパートナー契約がどこをどうやってああなってるのかよく分からないのと同じで、ゲームのムービーみたいになんかピシャーン!ってなるんだと思います。
ただ、ゲーム中コンポーザーがネクの同意を得ないままでも無理矢理契約を結べてしまったパートナー契約とは違って、眷属はお互いの了承が必須です。
パートナーがお互いに持ちつ持たれつなのに対して、眷属は完全にコンポーザーに依存、従属するかたちになるので。
眷属ネクは完全にそうなることを望んでましたが、眷属ヨシュアさんも何も言わないまでも、もうそうなることを受け入れてたってことですね。

・眷属は死神とちがってポイントを稼ぐための役割がないので(UGに絶対必要!な存在ではないので)(あえて言うならコンポーザーの愛玩用)(……)
消滅を防ぐためにコンポーザーからソウルを分けてもらう必要があります。基本的には一緒にいて手をつなぐ程度で大丈夫。ただそれだけだとだんだんソウルの保有量が減って、サイキックが使えなくなったり、消滅はしないまでも弱ってきたりします。
一緒にいるというのは、最低限栄養補給の点滴みたいな感じです。

・でもサイキックが使えないとか弱って動けないとかだと有事のときに困ったことになると思います。
UGは危険がいっぱい!
でまあ、コンポーザーもネクもソウルの最大保有量がハンパないと思われるので、足りない分は別のところでモリっと、またもらうかんじになります。直接的な方法でもらうのが一番手っ取り早いので、男性向け漫画よろしくソウルのやりとり=セックスです。

・最初は眷属ネクだけのつもりだったので、精液=ソウルということで上の口か下の口からいただいてソウル補給、みたいなのを考えていたのですがヨシュアさんが眷属になるとそれはちょっと困るので、性交渉すれば大丈夫、ということに。
深く相手と繋がることでソウルのやりとりをするというか。性交渉=イマジネーション的な。ヨシュアさんにネクのあれをお口でぱくっとして飲んでもらってもいいんですが、とりあえずネクとえっちさえすれば大丈夫。
なのでヨシュアさんがネクにえっちな悪戯するのは必要に駆られてなんですよ!ネクをその気にさせないとソウルをもらえないので。とか言い訳がましいですか。ケータイ大好きですごめんなさい。基本的にネクはヨシュアとのえっち大好きなので、そこまでしなくても大丈夫なんですけどね。
淫乱ご主人と下克上奴隷というのはロマンだと思います。

・でも子どもの~系列のネクはいつでもえっちできるとは限らないので(一ヶ月以上相手できないときも~とか言ってましたし)補助用のイマジネーションを込めたソウルを持たされてます。ヨシュアさんにつけてもらったピアスですね。
ソウルの補給ができないときでもあのピアスさえつけてればちゃんとサイキックも使えます。なのでRGに出るまではいかないまでも、たまーにUGをふらふら散歩してたりはします。

・なんですが、眷属ヨシュアさんのほうは何も持たされていません。
ネクは文中で「UG自体が彼の庭のようなものなのだから好きに出歩けばいい」とか言ってましたが、そんな状態じゃ危なくてしょうがないので出歩けないわけです。ネクの傍にいれば一番安全なので、ヨシュアさんはあの部屋から動かないんじゃなくて動けないというひどい話です。
ネクはまがりなりにもコンポーザーになったので、そのことに気づいていないはずはないんですが、あえて気づかないふりをしているとかいないとか。ヨシュアさんが勝手にどっか行っちゃわないように無意識に牽制しているようです。これはひどい。

・あとネクは「ヨシュアはその身一つで完成されたキレイなもの」と思っているので、ピアスなんかの余計な装飾品をつけたくないというのもあるとかないとか。
本当は眷属ヨシュアさんにも首輪をつけようかどうか迷ったんですが、ネクがそう言うので却下になりました。あの部屋から出なければ他の人の目に触れないので、必要ないという話もあります。
でも近いうちにお散歩の予定があるようなので、身体に穴開けるわけじゃないし首輪くらいよくね?と様子を伺っています。
※様子を窺った結果ヨシュアさんにも首輪余裕でした。

なんだかドン引いてらっしゃる様子が目に浮かぶようで恐縮です。
お後がよろしくないようなので、蛇足的に子どもの~ネクがコンポーザーの眷属になるまでの流れを簡単に。

コンポーザーを忘れられないネク
(第一段階クリア)

コンポーザーがネクを迎えにいく。
(つれてって、とネクに自分から言わせる)

コンポーザーがネクを迎えに2
(群集の中でおねだりさせて、ネクが逃げないこと、ネクに自分で逃げられないことを再確認させる)

徐々にUGに連れ込んでネクの身体を作り変える
(幽体離脱しすぎると元に戻れなくなる、みたいなイメージです。でもUGでは肉体も一緒についてきてるので、肉体そのものがUGに適応したかたちに変わっていきます)

一端手放して、それでもネクが自分と来たいのかどうか確認させる
(散々しつこく確認していたのは、ここが眷属の契約のための『了承』にあたるため)

めくるめく奴隷生活もとい性活へ

ネクがまだ未成年というのが頭にあったので、子どもの~系列はあくまでネクが望んだんだよ、というのを強調して書きました。僕悪くないもんねーネク君まだ子どもだけど10回くらい確認したんだからもう自己責任でしょ?と元天使なコンポーザーがおっしゃってました。
手の鳴る~はネクのほうが多少成長済みなのと、もう吹っ切って自分で決めちゃってるのと、コンポーザーも元々UGの方なのであまり気に病むこともなくあっさりと一話でおさまりました。

長々とお付き合いありがとうございました。暇つぶしにもならないかんじでごめんなさい…
最後に、ネクの親御さん、スク○ニにごめんなさい。
Posted by 菘みかん 02:41 | すばせか::萌え語り | comments (x) | trackback (x)