※性描写を含みます。ご注意ください。 壁際にもたれてネク君のお腹を抱えるように座ると、自然とこちらに体重を預けてくる温かい重みが愛しい。 色々考えてはみたものの、結局子どもを後ろから抱っこするような今の体勢ですることになった。女の子の身体を触る僕を正面から見たくない、というネク君の希望を酌んでの結果だ。 うつむく陽だまり色のつむじを見つめながら、するすると裾から手を入れて胸元まで撫で上げると、今のネク君の身体は女の子なのだと証明するやわらかいふくらみにたどり着いた。 ぴくりと身体を跳ねさせるネク君をなるべく驚かせないように、小ぶりながらも滑らかなふくらみをゆっくりと揉みほぐす。 「ふ、ぅ……ん、んく、うぅ……」 「痛くない?」 「い、たくは……ぁ、ない、けど……」 僕が手を動かす度に小さく声を上げて、は、は、と息を荒くするネク君が心配で聞いてみたのだけれど、どうやらそれは痛みによるものではないらしいことにほっとした。 「で、でもっ」 「うん?」 「ふ、あぅっ……あ、あん、まり……女の子の、とこっ……さわ、るなっ……」 ぴく、ぴく、と頭を揺らしながら、そっぽを向いてしまっているネク君の表情が窺えなくて、いまいち言葉の意味を把握しかねる。 「どうして?」 「はっ、あっ……う、うぅ……だ、だって……おんなのこの、おっぱい……ヨシュアの手が触ってる、の、見たく、ないっ……」 はくはくとどんどん早くなる呼吸に邪魔されながらそれでも一生懸命喋ってくれたネク君には悪いのだけれど、性交に及ぶ以上全く身体に触れるな、というのは無理な話だ。 「でも、少しは濡らさないと……痛くしちゃうでしょ?」 「ん、んんぅ……んっ、んっ」 「それに、おっぱいなら男の子のネク君にもついてるじゃない」 「ひ、わぁっ」 ふんわりと手のひらに重みをかける柔肉を揉みしだく手を止めて、既に硬くなって懸命に存在を誇示している先端をきゅ、と摘むと、一際大きくネク君の身体が跳ねる。 「う、あ、あぅ……やぁ、あんっ」 「ちっちゃいちくびで、いつもいきそうになってるでしょ?」 「ん、んく、んくぅ……やぁ、ち、が……そんな、ことっ、ないっ」 「違わないよね? いくの怖いからやめてって、いつも泣いてお願いしてくるくせに」 「んん、んんぅ……ふ、う、うーっ」 ぐにぐにと乳首を摘む力を強めたり、引っ張ったりするたびに、びくびくと身体を痙攣させて甘い声を上げながらそんなことを言われても全く説得力がない。 「ふ、ぅ……えうぅ……っ、も、やだぁ……っ」 さっきまでそっぽを向いていたネク君の顔は、いつのまにかこちらを振り向くような形で僕の首筋に押しつけられていて、いやいやと首を振るたびにやわらかい髪の毛が襟元をくすぐった。 「いや?」 「あ、あんっ……あぅ、お、おなかぁ……きゅ、きゅう、ってして、なんか、へん……だよぉっ」 「気持ちいいの?」 「やぁ……わ、かんな……わかんない、ぃ……」 ぷるぷると頭を揺らすネク君を宥めながら、胸元をまさぐっていた手をするすると下ろして下着のウエストに手をかける。女の子の身体に身につけているトランクスはなんとも奇妙に見えるけれど、普段どおりのネク君を僕に思い出させてくれて少なからずほっとした。 「脱がせるよ」 「ん、んぅ……う、うんっ……」 驚かせないようにそうっと声をかけると、ネク君は素直にうなずいて僕が下着を下ろす動作に合わせて腰を浮かせてくれたので、彼の恥部は簡単に露になった。 とろりと下着と糸を引くほどに濡れたそこは、わかってはいたけれどやはり女の子のかたちをしている。 「ちゃんと濡れてるね、よかった」 「よ、よしゅ……あ」 「大丈夫、怖くないよ」 ぬるぬると滑る割れ目にゆびを這わせると、途端に不安そうな声を上げるネク君を安心させるように、ふんわりとこめかみに口づけた。徐々に身体を弛緩させるネク君の重みを感じながら、少しずつゆびを埋めて膣口を探る。 「んぅ、んん……! は、はっ……あぅ、や、やぁっ……は、はう、くぅ」 「痛い?」 「んっ、んっ……んん、い、たく、ない……ぁ、あぅ」 その言葉通り、ぬちぬちとゆびを動かす度に濡れた声を上げるネク君の様子を見ると確かに痛みはないようだ。 「うぁ、あんっ……ふ、ぅ……いた……く、はない、けど……あっ、あん、まり……さわるな、ってばぁ……っ」 「いや? でも、たくさん濡らした方がお尻のほうも入りやすくなると思うよ」 「ふ、ぅ……うぅ……んっ……ん、っ」 「ほら、わかる? 後ろの方まで流れてるの」 くちゅ、と膣口を撫でるたびにとろとろと止め処なく愛液が流れ出て、ネク君のお尻どころか腰の下のシーツまで漏れ出していた。 膣への快感はネク君には少し強すぎるのか、小さな身体が何度もびくびくと痙攣する様子はなんだか痛々しさすら感じる。 「うー……わ、かんなっ……あ、あぅ、もぉ……それ、やらぁ……っ!」 「怖い……?」 「うぅ、うーっ……こわ、い……こわ、ぁ……い、よぉ……」 ぐす、と鼻を鳴らしながらすりすりと僕の胸元に頬を擦りつけるネク君の幼さにさすがに良心が咎めたので、ぬるぬると絡みつく内部の襞を振り切ってゆっくりと膣内からゆびを抜いた。 「うん、ごめんね。じゃあいつもみたいにしよっか」 「ふ……あ……っ?」 「こっちなら、ネク君も慣れてるでしょ」 少しネク君の膝を持ち上げてからそのまま濡れたゆびを後ろまで滑らせて、ひくん、とびくつく後孔をくるりと撫でる。 途端に彼は小さく肩を震わせたけれど、特に抵抗もなく僕にされるがままの体を崩さなかったので、宛がったゆびを少しずつ後孔に埋め込んでいった。 「うあ、あっ……あぅ、うぅ……ん、んくぅ」 「ん、思ってたより……やわらかいね」 「ふ、え……」 「どうなってるのかなって思ったけど、お尻のほうは男の子のときとあんまり変わらないみたい」 くちくちと粘膜を押し広げるように慣らしながらそう言うと、ネク君は恥ずかしそうに耳まで赤くしてうつむいてしまう。 「お、おれ……」 「うん?」 「ん……おんなのこ、の……からだ、なのに……さっき、ヨシュアがいじってたとこより、ん、んっ……いま、ヨシュアがさわってる、おしりに、ほしいって、思ってる、の……へ、へんなのかな」 なんだか泣きそうな声でそんなかわいいことを言われて、思わず笑ってしまったけれど、別にからかう意図はまったくなかった。なんというか、微笑ましい。 「へんじゃないよ」 「で、でも」 「いつもみたいにしてるだけなんだから、変じゃないよ」 「そ……そ、っか……」 恥ずかしそうに目を逸らしながらも安心したように僕の胸に顔を擦りつけるネク君の愛らしさに、僕もそろそろ余裕がなくなってくる。 「ネク君、そろそろ入れてもいい?」 「ふ、あっ?」 「ほら、勃っちゃった」 ネク君を抱っこしたまま片手でベルトを外して勃起した性器を取り出すと、ひょい、と小柄な身体を持ち上げて、崩れた膝立ちのような形で跨らせるように太腿とお尻の隙間に屹立を滑り込ませた。 「う、あ……」 「ね、硬くなってるのわかるでしょ」 割れ目から漏れ出す愛液をまとわせるようにくちゅくちゅとネク君の柔肉に屹立を擦りつけながら、ぴく、ぴく、と頭を揺らして膝を震えさせるネク君の身体をしっかりと支える。 「あ、ん、んく……よ、よしゅあ、も……男の人、なんだ……」 ぼんやりした声でネク君がぽつりと呟いた思いもよらない言葉に、思わず首をかしげる。 「どうしたの、急に。ネク君だって男の子じゃない」 「だっ……て……女の子に、入れようとしてる……」 ああ、そういうことか。前回はネク君がいくら頑張っても全く反応しなかったのに、今は触りもしないうちに勃起してしまっているということが彼を不安にさせているらしい。おずおずとこちらを見上げてくるネク君を安心させてあげたくて、丸みを帯びた頬にそっと口づけた。 「ごめんね?」 「ん、んんぅ」 「だって、ネク君がお尻に欲しいなんて可愛いこと言うから」 男の子のときよりは肉づきのいい脚の間で遊ばせていた屹立をぬるりと滑らせると、ぱくぱくと物欲しそうに開閉する後孔へと先端を押しつける。 「あ、あう、ぅ」 「ほら、これならいつも通り、でしょ?」 「う……うんっ……うん……っ」 「入れるよ?」 所在無さげに僕の服の裾をぎゅっと握るネク君の震える手を包み込みながら、勃起したものをゆっくりと内部に押し込んだ。 ゆびで慣らしていたときと同じように、さほどの抵抗もなくずぶずぶと僕のものを飲み込んでいくやわらかい粘膜にほっとする。 「うあ、ぁん……っあ、わうぅ……」 「ん……ネク君のなか、あったかい……痛みもなさそうだね、よかった」 「んん、んぅ……! ふ、あ……よしゅ、の、あつい、よぅ……!」 挿入の衝撃に慣れるのを待ってから、がくがくと震える腰を掴んでゆっくりと出し入れを始めると、ネク君も自ら快楽を求めるように腰を使って押しつけてくる。 「僕の、気持ちいい?」 「ふあぁ、あん、あ、はう……あうぅ……っもち、きもち、い、よぉっ」 「そう」 「う、あぅ……うぅ、かた、くて……おっきいおちんちん、きもちい、の……! ふえ、ぇ……よしゅ、のぉ……はぁ、はぅ……はうぅ」 びく、びく、と何度も跳ねる身体を宥めるように濡れた頬を撫でてやりながら、お腹を辿ってするすると下腹部までゆびを滑らせた。 「ふふ、じゃあこうしたらもっと気持ちいいんじゃない?」 「ひ、ぅっ」 手探りでもすぐに分かるくらいぷっくりと勃起した陰核をそっとつまむと、ネク君は一際高い声を上げて身をよじる。 「ああぁ、やだぁっ……! それ、やぁ……やらあぁ……!」 「いや、じゃなくて気持ちいいでしょ?」 「ち、が……ちがぁ……あ、あん、あぁん……や、めぇ……やだ、ってばぁ!」 くにくにと押しつぶすように揉んだり、軽く引っ張ったりというように指先を遊ばせるだけで、ネク君はどこかが壊れてしまったかのようにぶるぶると首を振って痙攣する。普段はついてないものとはいえ初めてなわけでもないのだから、そこまで過敏に反応しなくてもいいと思うのだが。 肉芽をいじくりながら、ひっきりなしに愛液を漏らしてぷるぷると震える膣の襞にもゆびをもぐりこませると、ネク君はしゃくりあげるように、子どものような声で泣き出した。 「うあ、あぁっ……! わぁあん、あぅ、あぅん……っやだぁ……うっ、ひぐ……それぇ、ぅ、やぁ、なのっ……!」 「そう? でもお尻のほうもぎゅう、ぎゅう、って締まって気持ちよさそうだけど」 「ひ、っく、うく……えうぅ、ふ、え……うそ、つきっ……い、いつもみたいに、す、するって……ゆった……!」 「してるよ? ネク君いつも、お尻におちんちん入れられながら前いじられるの大好きじゃない」 「ち、がぅ……そ、な……ちがあぁ……ひぐ、ひぅっ……っく、うえぇ……」 ぐすぐすと幼子のように泣きじゃくりながらぐったりと僕に身を預けるネク君の仕草は、言葉とは裏腹に特に抵抗もなくされるがままという風にしか取れない。ゆびを動かすたびに何度も強く収縮して僕を締めつける粘膜の反応もとても素直だ。 ふとネク君の顔を覗き込むと、口元にやった自分の手を赤ん坊のようにちゅうちゅうと吸ったり、舐めたりを繰り返している。 「ん、んくぅ……んむ、ん、ちゅ……」 「ネク君、キスしたいの?」 いつもネク君が自分の許容量を超える快楽で泣き出してしまったときに、特に他意はなかったのだけれど宥めるつもりでキスを繰り返していたものだから、そのうちに感じすぎて怖くなるとネク君は自分からキスをねだってくるようになった。赤ん坊が母親の乳房に吸いつくように、何かをしゃぶったり舐めたりしていると安心するのだろうか。 「ふ、う……んん……」 「キス、する?」 「ん、んっ……や、だ……!」 「いや?」 自分のゆびに歯を立てながら、それでもふるふると首を振るネク君に困惑する。 「ふ、う……くちは、だめ……! 今のからだ、じゃ、あぅ……んぅ、やだ……!」 ああ、そういうことか。 女の子の身体のまま僕の口にキスをするのは嫌だ、ということらしい。何ともいじらしいというか、かわいらしいというか。 「じゃあほら、僕のゆび舐めてていいから……そんなに噛んだら怪我しちゃうよ」 「ん、んぅ……ふ、うゅ」 かぷかぷと噛みついているネク君のゆびを空いているほうの手で外させてから、代わりに僕のゆびを口腔に押し込んだ。 そうすると彼は素直に指先をぺろぺろと舐め始めて、子猫のようなくすぐったい感触に思わず息が漏れる。 「んん……ん、ちゅ……むぅ、ふ……はぅ、うぅ」 「ね、くくん……そろそろ、出ちゃいそうなんだけど、いい?」 先ほどから何度も強く締めつけられて、粘膜を擦るたびに込み上げてくる射精感がもう限界に近かった。 「うっ、うん……っ出して、なか、いっぱいだしてぇ……!」 「うん、出す、よ」 「ふあぁ、はふ、はぅ……うぅ、おれも、なんか、きちゃっ……きちゃ、あ……!」 出る、と告げた途端まるで搾り取るような動きで内部が何度も収縮して、あまりに強い刺激に耐えられずにそのまま射精した。 びゅるびゅるとネク君のナカに精液を注ぎ込みながら、びくん、びくん、と粘膜が痙攣しているのを感じてネク君も絶頂を迎えたのだと理解する。膣の方からどろどろと大量の愛液が流れ出ているけれど、先ほどからネク君はこんな感じなので、もしかしたら今までにも何度か達してしまっていたのかもしれない。 「んっ、んっ……んくぅ、よ、しゅ、あ……」 絶頂の余韻に耐えるようにすりすりと僕の身体に懐いてくるネク君に目をやると、一瞬ぼんやりと霞がかったように、ノイズが走ったように見えた。けれどそれも数秒のことで、すぐにまたはっきりとネク君の輪郭が確認できるようになる。 「ネク君」 「う……?」 「身体、元に戻ってる」 ノイズの消えたネク君の身体は、見慣れたいつもの通りの、痩せっぽちで骨ばった男の子の身体に戻っていた。絶え間なく愛液を垂らしていた幼い秘部も、今はやわらかいままの陰茎がくたりと頭を下げている。 「あっ……」 「よかった。ちゃんと戻ったね」 ネク君は恐る恐るといった体で自分の身体をぺたぺたと撫でてあちこち確認すると、ようやく安心したようにぽろぽろと涙を零し始めた。 「も、もど……ってる……よ、かった……お、おれ……おれ……」 「だから、大丈夫だっていったでしょ」 「ふ、うぅ……うえ……よしゅ、あ……」 堰を切ったように溢れ出してネク君の頬を濡らす涙を拭いながら、ちゅ、ちゅ、と耳たぶや前髪の生え際にそっとキスを落とす。 「もう、何かあったら自分だけで抱え込まないで。困ってることがあるなら、僕に教えてくれたら絶対、助けてあげるから」 言いながら、今の体勢のままだと話しづらいなと思ったので、ネク君の身体を持ち上げて体内に埋めたままだったものをずるりと引き抜いた。そのままこちらを向くように脚の間にぺたりと座らせてから、ネク君と向かい合う。 「わかった?」 「う、ん……ん、ごめん、なさい……よしゅあ……」 「うん」 「あ、の……ありがと……」 面映ゆそうに礼を告げるネク君に優しく微笑んでみせると、彼もようやく本当に嬉しそうに笑ってくれた。 それから何かを思い出したように、おずおずと僕の服の裾を掴んで、物言いたげな瞳で見上げてくる。 「よ、しゅあ……」 「どうしたの」 「お、おれ……ちゃんと、もどったから……その……き、す……」 先ほど、最中にキスをできなかったことがネク君の中で随分と尾を引いているらしい。 いちいち了解を取らなくても好きなときにしていいのに、と苦笑しながら、遠慮がちに身を寄せるネク君の腰をぐっと抱き寄せて、膝の上に座らせた。 「好きなだけ、どうぞ」 「ん、んんぅ……よしゅあ……」 僕の許しを得た途端、ネク君は待ちきれなかったかのように細い腕を首に巻きつかせて、そのやわらかなくちびるを押しつけた。水を求める砂漠の迷い人のように、一心不乱に僕の唾液を求めてくる。 ぺろぺろと上くちびるを舐める舌を口を開いて素直に受け入れると、もどかしそうに僕の舌に絡みついた。ぬるぬると舐めしゃぶってから、歯の表面を一つ一つ確かめるようになぞったり、口腔を探るように舌がなぞる感触が気持ちいい。 ネク君にさせるばかりでは可哀想なので、口の中でちろちろと動いている舌を捕まえると、その動きに答えるようにゆっくり絡ませた。時折ちゅうちゅうと吸ってみたり、歯を立てて甘噛みするたびにびくびくとネク君の肩が跳ねる。 「ふ、あ……はぁ、は……あぅ、んんぅ」 「あれ、ネク君」 「う、っ……?」 「ここ」 ふとネク君の下腹部に目をやると、くたりと垂れていたはずの屹立がいつのまにかぴんと背を伸ばして立ち上がっている。 つん、と先端をつついてやると、漏れ出す先走りがくちゅ、と音を立てて、僕のゆびに糸を引いた。 「や、あ、ぅ」 「ふふ……キスだけでおっきくしちゃうなんて、悪い子」 「ん、っ……んっ……」 くにくにと亀頭の割れ目のきわ辺りをいじくってやると、ぴくぴくと腹筋が反応して動くのが面白い。 「もう一回?」 「ん……っ、うん……も、いっかい……ちゃん、と……おれのからだで、して……!」 はふはふと息を荒げながらぎゅっとしがみついてくるネク君の身体を支えながら、要望どおりにとろりと緩んだ後孔へもう一度強張った先端を押し当てた。 「う、よしゅ……のも……勃ってる……」 「うん、ネク君とのキス気持ちよくて、おっきくなっちゃった」 「ふ……う……よしゅ、も……わるい、こ」 「そうだね」 悪戯を見つけた子どものような無邪気さで嬉しそうにそう言うネク君を抱きしめながら、ゆっくりと強張りをうずめていく。 先ほど僕が出した精液のぬめりも手伝って、押し込んだ屹立は全部が何の抵抗もなくぬるりと粘膜に包まれた。 「なか、やわらかいね」 「んっ、んぅ……ふ、うう、うー……っ」 「ネク君のお尻、僕のかたちになっちゃったみたい」 「ふ、うゅ……よしゅ、の……かた、い……ん、んん……おっき、い、あうぅ」 いくら緩んでるとは言っても、やはり全部を飲み込むとネク君の身体には僕の屹立は少し大きすぎるのか、ゆるゆると頭を揺らすネク君をあやすつもりで明るい色の髪を優しく撫でる。 しばらくすると体内の違和感にも慣れたのか、ネク君の方から求めるような動きでくちゅくちゅと音を立てて腰を振り始めた。 「んく、んくぅん……んっ、ん……」 そのまま動かずにネク君の様子をずっと窺っていると、もどかしそうに腰を揺らす動きが徐々に大きくなる。 「ふふ、腰揺れてるよ。女の子みたい」 はぁはぁと苦しそうな呼吸で必死に僕を求めるネク君が可愛くてついそう漏らすと、羞恥心に駆られたのか耳まで真っ赤になった。 「う、え……ぅ、ちがぁ……か、かって、にっ動いちゃ、あうぅ……んん、んぅ……」 「あれ、やめちゃうの?」 「ふ、ぅく……うぅー……」 僕に指摘されたのが余程恥ずかしかったのか、ネク君は僕に抱きついていた腕を外して自分で自分を抱きしめるようにぎゅっと身体を縮こまらせると、胸元に額を押しつけながら一生懸命身体の疼きを堪えているようだった。 「もしかしてガマンしてる?」 「はぁ、はぁ……ふ、ふうぅーっ」 けれど、そのたびにぎゅ、ぎゅ、と締めつけてしまう僕の屹立が苦しいのか、何度もいやいやをするように首を振る仕草がいじらしい。 「気持ちいいのはガマンしなくていいんだよ」 「だ、って……らってぇ……」 「うん?」 「こ、こわ、い……からぁ……」 ぐす、と鼻を鳴らしながら言われた言葉に思わず訝しむ。 「怖い?」 「からだ、勝手にびくびく、する、ぅの、こわい、よぅ」 嗚咽を漏らしながら、震える声でそんなことを言うネク君は性のせの字も知らないまるっきり子どものようだ。そんなの、気持ちよければ当然の身体の反応ではないか。 今まさに僕の高ぶりを体内に咥えこんでいやらしく喘いでいるくせに、行為とは裏腹にそんなことを言って泣き出すネク君の矛盾に、ますます自分の中の欲望が猛るのを感じる。 「気持ちいいの、怖いの?」 「う、うぅー……ん、うん、っ」 このまま乱暴に揺さぶってしまいたい衝動を抑えながら、ぶるぶると震える頼りない背中を子どもをあやすようにやんわりと撫でてやった。 「ネク君は僕と一緒に気持ちよくなるの、嫌?」 「ふ、え……」 「僕と気持ちよくなるの嫌なの?」 ゆっくりと背中を擦りながらそう問いかけると、ネク君は濡れた瞳でじっとこちらを見つめながら、不思議そうに首をかしげる。 「よ、よしゅあ、も……きもちいい、のか……?」 「そりゃ、そうじゃなきゃこんなにガチガチにならないでしょ。お腹の中、当たってるのわかるよね?」 言いながら、白くてうすっぺらなネク君のお腹を手のひら全体で撫でる。するとそれだけで感じてしまったのか、またぎゅう、と内部の屹立を締めつける力が強くなった。 「んん、ぅあ、あう……! ふ、あ……よしゅ、も、おれのなか……きもちい、の……?」 「うん。ネク君のナカ、一生懸命ぎゅっぎゅってしてくれて、あったかくて、すごく気持ちいいよ」 「そ、なのか……」 「そうだよ」 そんな今更なことを聞いて酷く納得した様子のネク君にこつん、と額をぶつけると、そのまま唾液で濡れたネク君のくちびるにキスをした。 僕から仕掛けたことにネク君は驚いた様子だったけれど、すぐに素直に口を開いて、積極的に僕の舌を求めてくる。 ちゅ、ちゅ、と何度もキスを繰り返しているうちに際限なく強くなる身体の疼きに負けたのか、ネク君は我慢するのをやめてまた徐々に内部を僕の屹立に擦りつけるように大きく動き始めた。 「んっ……ふぅ、ん、んぅ……ぉ、おれ、もっと、よしゅあのこと、きもちくしたい……あ、ふぁ、あうぅ……お、おれで、いっぱい、きもちよく、なって……ほし……っ」 こくこくと僕の唾液を飲み下しながらぐちゅぐちゅと腰を揺らして、一際強く僕のことを締めつけてくる粘膜の動きに思わず顔をしかめる。 「ね、くくん……そんなに急に、動かないでっ」 「ごめ、ごめん、なさぁ……でも、でもぉ……ふえぇ……おれ、い、いっしょに……きもち、よく……あぅ……なりたい、よぉ……んく、んくうぅ……」 もう先ほどの羞恥心もどこかに行ってしまったのか、箍が外れたように夢中で腰を振るネク君に苦笑しながら、背中を撫でていた手をするりとさげて、折れてしまいそうな細い腰を掴む。 「ふふ……素直な子は好きだよ。うん、じゃあいっぱい気持ちよくなろう、ね……?」 そう言うと素直にこくこくとうなずいてうれしそうに唾液をこぼすネク君を、僕はこの上なくいやらしくて可愛い生き物だと思う。触れるだけのキスを一つくちびるに落としてから、淫らに僕を咥え込む肉壁を求められるままに突き上げた。 「もしかしたらまたソウルが暴走して女の子になっちゃうかもしれないから、 今度から女の子の服も用意しておいたほうがいいかもね」 「え……えっ!」 「あ、でも一枚はもうあったね。この間のセーラー服」 「っ……あ、れは、忘れろ、バカ!」 「ふふ、次は下着も女の子のやつにしてえっちしよっか?」 「……! ば、か……バカヨシュア!」 20111027 →もどる |