※性描写を含みます。ご注意ください。 ぱたぱたと気まぐれな風に遊ばれているカーテンの明るい橙色は、部屋のインテリアとしては僕から見たネク君のイメージにあまりない色だ。 それは彼の髪の色ではあるけれど、普段の装いやシンプルな室内からは意外に映る。 まあ、彼ぐらいの年頃の少年はカーテンの取り付け方も知らない、というようなことはザラなのできっと母親か誰かに任せているのだろう。 まめに部屋の模様替えをするような性格とも思えないし。 当のネク君はいつものようにお邪魔して、僕がヘッドフォンを充電器に挿した途端力任せに押し倒してきたと思ったら、今ものしかかったまま僕の胸に顔を押し付けて俯いている。 まったく、情熱的なことだね。 普段ストイックに見せているが、彼は色々と自分の頭の中だけで悩んで抱え込みがちだ。それゆえ、不意に突拍子もない行動に出ることがあるのは知っていたので、さほど驚かなかった。 彼が考え込んでいるだろうことも、残念ながら自分には大体の予想はついてしまうのだ。 ネク君から見れば僕の行動はきっと捉えどころがなく、いつも不安にさせてしまっているだろうことは申し訳なく思う。 ただ、渋谷を預かるものとしてはそちらの管理を疎かにすることなどあってはならないと思うし、尚且つ彼の生活に必要以上に介入しすぎないようにこちらも必死なのだ。 彼は子供で、未来があって、まだまだ世界というものを知らない。 これから先どんどんと世界を広げて行くであろう彼に、自分が枷になってしまってはいけないと思う。 だから訪れるであろう未来、彼が自分の手を離すときが来たなら、僕は喜んでこの身を引くべきなのだ。 そんな彼に僕への未練など残ってはいけないと思うから、なるべく彼を縛らないようにと僕は尽力する。 約束を欲しがる彼に、僕はそれを明確に与える術を持たないのだ。 それでもこうして彼に会いにくるのは、今はまだ自分がいなくなれば、彼は日常を犠牲にしてまでこの身を探すだろうという大義名分を隠れ蓑にした、自分のエゴなのだけれど。 しょうがないじゃないか、僕だって会いたいものは会いたいのだ。 自分の欲求に嘘のつけない性分の僕は、今のこの危うい均衡を楽しんですらいるのかもしれないと思うと、それに翻弄される彼を哀れにも思う。 先に惚れたほうが負けってよく言うよね。可哀想に。 「ネク君」 なんて僕が取り留めのないことを考えている間にも、ネク君は動く気配がない。 絡めたゆびが今縋りつけるものの全て、とでもいうように必死で握り返してくる様子はいたいけでとても可愛いのだけれど、いい加減固い床にさらされている背中も痛い。 揺れる黄昏色の髪は躊躇しているようで、それでも根気強く待っていると、そろそろと顔を上げた。 普段は強気な態度が目に付く印象の彼だが、意外にも意志の強いその瞳の元々の造形は、目じりがすこし下がり気味なのである。近くで接する機会の増えた最近初めて意識したが、いわゆる垂れ目というやつだ。 そんな彼がこんな風に眉尻を下げて不安そうな顔をしていると、とても痛々しく見える。 これ以上深刻にならないように、僕が発する声はいつも通りのものだ。 「ネク君がどきたくないならそれでも構わないけど、このままでいるなら、ネク君は今日は床でしたいんだなっていう風にとるよ? いいの?」 僕の言葉に彼がどんな風に反応するかは手に取るように分かるので、わざと下世話な言い方を選ぶ。 「なっ……ば、馬鹿、そんなわけあるか!」 案の定、一瞬呆気に取られていた彼はすぐにその顔を真っ赤にすると、慌てて僕の上から飛びのいた。 あまりにも予想通りな反応に笑いながら、よいしょ、とやっと軽くなった身を起こす。 無意識に痛む背中を撫でると、僕の軽口でいつも通りに戻ったネク君の眉尻がまた下がった。 「わ、悪い……痛かった、よな」 膝をついて、行き場のない手で服の裾をぎゅ、と握る彼は、叱られて小さくなっている子供のようだ。 自分をコントロールできないのなんて彼の年頃ならまだ仕方のないことだろうに、その行動を恥じているらしい様子はとても好感が持てる。 やっぱりネク君はとてもいい子だ。 自分にならある程度何をしても許してもらえるだろう、という甘えが見え隠れしているのも、僕にはとても嬉しいことだ。 事実、彼にされて嫌なことなど今のところ自分には思いつかない。 「このくらい何ともないから、そんな顔しなくていいよ」 なるべくネク君が気負わないようやわらかく促せば、ますます困惑した様子だ。 「そんな、って……どんな顔だよ」 「トイレに携帯落としちゃって、でも洗うわけにもいかないし、どうしていいのか分からない……みたいな顔かな」 「……お前、落としたことあるのか」 笑いながら「まさか」と返せば、いつも通りの軽口の応酬にネク君の痛々しい表情もなりを潜めた。 「お前と話してると疲れるな……」 溜息を吐く彼は、それでもほっとした様子だ。 相応のお咎めも覚悟していたらしい彼は、少しばかり僕のことを誤解しているように思う。彼のような子供に、そこまで酷いことをするつもりはないのだけれど。 自分と彼とでは随分と感覚にズレがあるので、普段僕に振り回されている彼にそんなことを言えば胡乱な目で見られそうではあるが。 不安そうな表情は見えなくなったものの、代わりに居心地悪そうな様子の彼は伺うようにこちらを見つめてきた。 何を期待しているかなど、まあ、聞くだけ野暮というものだ。 が、そんな野暮なことをあえてしたくなるのも自分の悪いくせなのである。 「ネク君?」 彼もわかっているだろうに、時々わざとそんな風に自分を煽っているのかと疑いたくなるが、幼い彼はそんなつもりは毛頭ないのだ。言えば、そんなのは言いがかりだと耳を真っ赤にするに違いない。 それでもこうして彼から言い出しやすいように促してやる自分の、なんと優しいことだろう。 言いたいことはちゃんと言える子にならないとね。 「あ、のさ……」 「うん?」 以前僕の目に弱いのだと彼自身が漏らしていたのを承知で、首をかしげて、彼の顔を覗き込む。 「きょ、今日は……」 案の定僕と目が合うと、彼の夜色が零れそうに揺れた。 「うん」 「する……?」 消え入りそうな声と幼い子どものような聞き方に、舌足らずな喋りが余計拍車をかける。 他人との交流を避けてきた弊害か、彼の話し方は発声という部分でとても稚拙だ。普段の大人びた様子と利発さを感じさせる言葉選びからはあまり気にならないが、こんなときばかり、未発達でアンバランスな印象を受けた。 「ふふ」 僕の笑声一つでびく、と肩を揺らすその様子は可愛らしくて、所在なさげな彼はいつまで見ていても飽きないのだけれど、あまり苛めるのもよくないので今日はこの辺で。 「うん、するよ。でもとりあえず、ベッドに上がろうか」 許しを与えられたことに一瞬ひどく無防備な顔を見せた後、嬉しさを隠そうとむずがる彼は、やっぱりまだまだ子どもだと思う。 耳を赤くしてうなずく彼を見ていると、また自分の中の悪い虫が騒ぎ出すのも時間の問題な気がするのだが。 ひとまず立ち上がると、橙の布地をもてあそぶ風を遮るために窓の戸をパタンと閉めた。 身体を重ねるたびに思うのだが、ネク君の腰は少々細すぎると思う。 腰だけに限らず、全体的に。 「んぅ、んっ……ぁ」 こうして後孔に突き入れたゆびを動かすだけでも、なんだか嫌な音がしそうでいつも慎重になりすぎる。 それが彼にとっては不満なようだが、文句を言うならもう少しこの体型をどうにかしてもらいたい。 「ネク君、いつも思うんだけど……ちゃんとご飯食べてる?」 あまりに今の行為にそぐわない、突拍子もない質問だったせいか、見上げてくるネク君の視線はいかにも不審そうだ。 「……? く、ってるけど……」 「三食全部?」 「……ああ」 不思議そうに首をかしげながらもうなずくネク君は困ったように眉尻を下げる。 「急に、なに……」 「ううん、食べてるならいいんだけど。もう少し太っててもいいのにと思って」 「太……」 ますます不審そうにこちらを見る視線が痛い。 「お前」 「うん」 「デブ専だったのか?」 「そういうボケは僕がするから、ネク君はツッコミのままでいて」 「意味がわからん」 そういう結論に行き着くネク君の思考回路の方が僕にはわからないんだけど。 まあ、僕の言い方が悪かったのかもしれない。 「そうじゃなくて、あんまりネク君が細いから」 「そう、か? んっ……」 ぐちゅ、と微かな水音がして、ネク君は恥ずかしそうに目を逸らした。 狭い内部を慣らすゆびが動くたび、ぎゅうぎゅうとネク君は可愛い反応をする。 「肋骨とか、腸骨とか、どこ触っても骨が出てるし」 「お、お前だって出てるだろ」 「そんなことないよ」 「ある! つーか、大体お前だって痩せぎすのくせに……」 不満そうに漏らされる言葉は、僕にはとても面白くない。 「僕のことはどうでもいいよ。ネク君より僕のほうが太ってるし」 「太って……お前、そんなこと言ってると世の中の女子敵に回すぞ」 「だってネク君のほうが細いじゃない」 ぐぐ、と奥まで探ると、簡単にネク君の身体が跳ねた。 「は、ぁっ……や、めっ」 言葉で否やを唱えても、びくびくと震えながらしがみつかれては説得力の欠片もない。 「抱き締めたら折れそうだし」 「っうぅ……そこ、ゃ」 「ここもこんなに狭いのに、いつも僕を受け入れてくれて」 「ふ、ぅく……! うゃぁっ」 「心配だよ」 本当に心配して言ったのに、ネク君はなんだか泣きそうな顔になった。 なんでそんな顔するんだい? 「お、俺」 快楽に歪む表情とはいささか違う色が見え隠れして、不思議に思いながらネク君の夜色を覗き込む。 「抱き心地悪いのか?」 言われた言葉はあまりに予想外で、不覚にも困り果ててしまった。 「はぁ?」 困り果てた挙句、ネク君がびくりと震えるような声を出してしまった自分に舌打ちする。 「や、えと、そりゃ、抱き心地いいわけ、ないんだ、けど」 「ネク君?」 「つか、俺なんか触っても楽しくない、よな」 「ネク君」 「ごめん、おれ、なんで」 混乱して涙が零れそうな青を押し留めるように、口付けを落とす。 「ネク君、ストップ」 言葉と同時に、ネク君はしゅん、と大人しくなった。 その姿に、今のは全面的に僕が悪いな、と頭の中で反省。 「ごめん、そういう意味で言ったんじゃないんだよ」 「じゃ、じゃあなんだよ」 いまだ埋められたままのゆびに、苦しそうに息を漏らす彼は少し目の毒だ。 「だって、いつもまだ苦しそうなのに、無理してるみたいに僕のこと欲しがるから」 「っ……」 「心配なんだよ」 呟いた言葉は、なぜか彼を不機嫌にしてしまった。 「だ、だから、いつも、俺が言うまで待ってるのか?」 不機嫌になる理由が分からなくて、不思議に思いながら頷く。 するとものすごい勢いで、きっ、と睨まれた。 「ぅ、だって、俺だってヨシュアのこと欲しいっ……無理なんかしたことない!」 大きな声を出していきんでしまったのか、荒く息を吐き出すネク君の内部からとりあえずゆびを引き抜く。 宥めるように額に貼りついた髪を払っても、まだ不機嫌なままだ。 「ふ、ぅ……ぉ、俺が欲しがったらいけないのか?」 まったくこの子は、何を言い出すのか。 先ほどから連なる言葉は、僕を喜ばせる以外の何物でもないのだが。 「こ、壊れそう、でも」 必死にこちらを睨む夜色は、にじむ涙で濡れてキラキラと光っている。 「ヨシュアだから、壊してもいいのに」 ああ、もう。 最後に落とされた言葉で、僕の中の何かが崩れた気がする。なんてことをしてくれるんだろう。 「ネク君」 「な、に」 「ネク君は、やっぱり悪い子だね」 「えっ」 ぐ、と大きく開かせるように脚を持ち上げて、ひくつく入り口に屹立をそのまま押し当てる。 「ひ、っぅ」 「自分の抱き心地、どのくらいいいのか知らないみたいだから」 「ぃ、あ、よしゅ」 「ネク君にもちゃんと伝わるように、僕が持てうる限りの表現で、たっぷり教えてあげるよ」 反論は、終わった後にまだ声が出せるようならいくらでも。 ぐったりした彼の身体は、骨ばってはいても子ども特有の暖かさとやわらかさがあって、なかなか抱き心地がいい。 僕もこちらにいるときは子どもの身体を保っているから、ネク君にとってもまあ不快ではないことを願う。 頬に残る涙のあとをなるべく優しく拭うと、何かを言いかけて開いたくちびるは、微かに息を漏らしただけで閉じてしまった。 吐き出そうとした言葉は、どうやら喉に絡まって止まってしまったらしい。 本当に声も出なくなるようなことをするつもりはなかったのだけれど、この分では自分の大人げというものはほとほと信用できない。 それでもあそこまで自分を煽ったネク君が悪いのだと考えて、相手のなりふりなど構わない、子どもの無邪気さは恐ろしいね、と身勝手にも彼に責任転嫁しておく。 無体を強いられながら、尚もこちらにしがみつくのを止めない愛すべき体温に身を任せながら、脈絡なく僕を床に押し倒した彼の行動について考える。 ふらふらと気まぐれに行動しているように見えるのだろう僕自身が彼を不安にさせているのは知っているけれど、今までの彼の様子で、そんな僕も承知した上で受け入れてくれているのだと思っていた。 第一出会ったころからこうなのだから、今更彼がそのことであんな発作的な行動を起こすとは思えない。 心当たりはたくさんあっても、決定打がなんなのか僕には判断がつかなかった。 一度気になってしまった疑問を、そのまま胸中にくすぶらせているのは趣味ではない。 回りくどいのは場合によっては好きだけれど、今はとてもそんな気分ではないので、手っ取り早く本人に聞くことにする。 声が出せないようなら、無粋ながら彼の心を少し覗かせてもらうのもいいかと思う。 「どうして今日、あんなことしたの?」 ネク君からしたらついさっき僕から受けた無体な仕打ちの方がよほどあんなこと、と思うかもしれないけれど、この際それは関係ない。 話しやすいように少し身を引いて、彼の睫毛にかかる髪を払った。 衝動的に起こしてしまった行動にまだ罪悪感があるのか、すぐ僕の聞きたいことに思い至ったのだろうネク君は、バツが悪そうに目を伏せる。 答えに散々躊躇したようだが、そのうち聞かれることは分かっていたのだろう。ぽつり、と細く息が漏れた。 「うん?」 落とされる微かな振動を逃さないように、口元に耳を寄せる。 「……フォン……あ、おいの」 「うん」 「っ、まえ……にあわな、から」 ヘッドフォン。青いの。 今枕元で充電されている、あれのことだろうか。 元々が彼のものなのだから、自分に似合わないことなど承知している。 俺の、ではなく、青、と言ったのはなぜだろう。青色以外に何かあっただろうか。 あまりに要領を得ないので、本当はやりたくないのだが、無粋な方法を取らせてもらおうと思う。 「ネク君、ごめん」 それだけ言葉にすれば、彼も覚悟していたのか、声なき了承として無防備にまぶたを下ろした。 僕のスキャンはゲーム中ネク君たちがバッジで使用していたものとは少し毛色が違う。 スキャンしようと意識して使う能力ではなく、人々の心の声がつねに流れ込んでくるのが、元々の僕の自然な状態なのだ。 それでも自分が人間から離れすぎてしまわぬよう、必要のないときは意識して遮断している。その壁を、ネク君のことだけが聞こえる程度に、少し薄くすればそれで十分だった。 赤。夏。死せるもの。 ぼんやりと流れ込むイメージに、ああ、と納得する。 先ほどのネク君の言葉と合わせて、赤から連想する人物を、僕は一人しか知らない。 それから、年に一度帰る死者の魂を迎えるという、この国の美しい風習。 こんな都会育ちのネク君も、この時期はどこかしらで耳にするのだろう。 そして、彼のことを思い出したのかもしれない。 ひと月前に、彼のことでネク君に縋ってしまったことを、今でも僕は失態だったと思っている。 僕自身どうしようとも思わないし、ネク君には尚更、どうすることもできないことだからだ。 いつまでも彼は恐らく、自分にとって大切な人物だ。変わらないその事実を、ネク君に悟らせてしまったのは自分の失態である。 ネク君は聡明ではあるけれど、理性だけでは感知しきれない感情を抑えることは誰にだって困難だからだ。 自分自身の感情に、ネク君も戸惑ったに違いない。 ただ、自分以外の人物に想いを馳せる僕を、歯がゆく思うその感情を。 なんと呼ぶのか、ネク君は知っているだろうか。 「ネク君」 ふと思い立って、ネク君の服を捲り上げるように裾から手をもぐりこませる。 いつスキャンが終わるのかと身を固くしていた彼は、突然の僕の行動に驚いたようだ。それでも抵抗らしい抵抗は見せず、身を任せてくれた。 「少し薄くなったね」 傷、とそこを指し示すと、ひくりと彼の身体が揺れた。 そのものには触れないように、やんわりと周りを撫でる。 僕にとっての一周忌を、ネク君は別の形で敏感に感じ取っていたのだろう。 フラッシュバックという形で現れたその傷は、以前見たときよりも痛々しさは和らいでいる。 それはネク君の心の傷そのもので、同時に僕が彼を縛っている証だ。薄れいくのは喜ばしいことだと思う。 「……ければいいのに」 消えなければいいのに。 未だ完全な機能を取り戻せないのだろう喉を押して呟かれた声は、こんなときばかり確かに僕の耳に届いてしまうのだ。 そう漏らす彼の言葉は、嬉しくて悲しかった。 傷ついたような色を浮かべる瞳を慰めるように、優しくまぶたにキスを落とす。 縋るように身体をすり寄せるネク君を抱き締めた。 そんなに強い感情を、必死になって彼が僕に向ける必要など欠片もないのに。むき出しのその感情で、彼自身を傷つける必要はないのに。 そんな風にしなくても、僕は君に必要とされなくなるまでここにいるつもりなのだから。 ただ、その感情を向けてくれる彼は僕にとってこれ以上ないほどの喜びであり、死者に悋気を向けてしまった自分を、賢明なネク君はあさましいと思ったのかもしれない。 そんな彼が、僕の目にはとても愛しい生き物に映る。 だから、どうかこれだけは知っておいて欲しい、とその小さな手を握った。 「こうやって、いつでも僕の手を握ってくれるのはネク君なんだよ」 願わくば。 ずたずたに傷ついた君が、僕の元から飛び立てなくなる日など訪れることがないように。 子どもに甘える大人。人の話を聞かないコンポーザーが好きです。 20080802 →もどる |